一回見たら忘れないようなイロモノ感をビシバシ放ってるパッケージに反して、中身は意外なほどによく練られたサスペンスホラー。
エスターの得体の知れなさや不気味さもよく描かれてるし、徐々に悪魔的本性を顕にしていく様はなかなか怖い。
しかしこういう系の映画にありがちな点で、翻弄されっぱなしの被害者側のアホさというか隙だらけさが非常にもどかしくなってくる。「志村、後ろ後ろ!」な感じとでも言うのか。後半の親父の振る舞いへのイライラが募りすぎて観ながら思わず酒がすすみました。あと娘の耳が聴こえないって設定が終盤にかけて全然絡んでこないのも納得できない。あんだけ見せてて伏線じゃねえのかよという。
でもなんだかんだ言って、全体に緊張感を保ったつくりと、驚愕でしかも腑に落ちるエスターの正体は結構良い感じなのでオススメです。
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